コロナ禍で緊急事態宣言が出されている今、近所の公園に散歩に出かけることが唯一の気分転換になっています。
その日もマスクをして公園に向かっていました。
人通りもそこそこある歩道を歩いていると、なにやら歩道に似つかわしくないものがそこに・・・
「あっ、財布だ・・・」
若い女の子が持っていそうなブランド物の白っぽい財布が歩道の隅に落ちていました。近くを歩く人もその存在に気付いてはいるものの、一瞥しただけで通り過ぎています。
まぁそんなもんなんですかね。
周りを見渡してみても、その財布を持っていてもおかしくなさそうな人はいないようす。下を向いて探している人もいない・・・
「さて・・・どうしたものか」
ふと頭に浮かんだ選択肢は2つ。
1.自分も見て見ぬふりをして公園へ向かう
2.公園をあきらめ、拾って交番へ届ける
3.いやそもそも落としモノではなく、いらなくなって捨てたモノだ
まぁ三番目は冗談として、なにか連絡先を確認できるものが入っているかもしれないので、ちょっとした罪悪感を覚えながら財布のファスナーを開けてみると・・・
「うーわ、ばっちりお金入ってるわ」
お金が入っていることを確認し、カードやらなんやら入っているようすだったので落とし主を確認することなくそっとファスナーを閉じました。
変にかかわって面倒なことになるのも嫌だったので、このまま交番に届けることにしました。
しかし、ひとつ困ったことが。
「このへん、交番なんかあったっけ??」
⇒次回へつづく
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