プレゼンで失敗しないためには、人前で発表するプレゼンスキルも重要ですが、何よりもまず読んでもらえるための価値のあるプレゼン資料を作ることが重要です
元コンサルタントである私は、専門的な知識をもとにした、課題の本質を捉えた仮説設定、論理的な分析に基づく結果をわかりやすく資料に落とすスキルを叩き込まれました
このスキルはコンサルタントだけのものでなく、多くのビジネスパーソンも使える内容となると思い、ここではそんな「価値あるプレゼン資料」の作り方をご紹介します
1.まず課題の本質を把握できているか見直そう
課題の本質はなにかを理解していないと、良い資料をつくるためのスタート地点にも立っていません
プレゼン資料を作る前に、顧客も認識していない課題の本質を見つけ出せているかをチェックしましょう
①顧客の言っていることが課題の本質であるとは限らない
顧客自身が課題の本質を捉えているとは限りません
通常、ヒアリングなどを通じて課題を聞き出しますが、それを鵜呑みにせず、自分なりに深掘り出来ているか見直しましょう
②モレがないか構造化を行おう
課題を深掘りする際の手法には「構造化」という方法が使われます
これはよく「ロジックツリー」などの方法を用いて行われますが、要するに課題がどのような構造になっているか見える化することです
構造化が十分でないまま資料作成を進めると、課題の本質から遠ざかってしまい、なんのために作っているのかわからなくなりがちです
2.解決策について仮説設定を行って分析しよう
構造化によって課題の本質を捉えたら、その課題を解決するにはどうすればよいのか、仮説を立てます
①最重要課題から仮説設定を始めよう
課題の構造化を行った後、最も重要と思われる課題にフォーカスして仮説設定を始めましょう
いきなりいくつも仮説設定して検証し始めるのは得策ではありません
最重要課題の仮説検証が済んでからもし仮説が正しくなければ、それは最重要課題ではなかったということになります
②あるべき姿をイメージして仮説を設定しよう
課題を抱える顧客にどうなってほしいのかをイメージしながら仮説を設定することがポイントです
課題の解決策を示すのは当然なので、今後5年後、10年後はこのようにすべきといった、+αを提示できているか確認しましょう
③仮説に基づき、情報を集めて分析しよう
仕事を任されている以上、いかに自分のバリューを出すことができるかが問われています
情報収集をして論理的な分析を行うことはもちろんですが、本質的な情報を収集し、課題の本質と結び付けて分析できているか見直しましょう
3.顧客に刺さるプレゼン資料を作ろう
ここまででようやくプレゼン資料を作り始めることができます
作り上げたプレゼン資料が自分だけわかる資料とならないよう、以下を参考に資料作りをしましょう
①「ワンスライドワンメッセージ」を忘れずに
その資料の中で一番言いたいことを冒頭のメインメッセージとして持って来ることがポイントです
この資料で一番言いたいのはこれだ!というものをメインメッセージに持ってきましょう
言いたいことがいくつも出てくるのであれば、スライドは分けるべきということです
②資料のコンテンツはなるべくシンプルに
やりがちなのが「空白を埋めようとする行為」です
私も経験があるのでわかりますが、時間をかけた感を出したくて空白を埋めても、それが顧客にとってわかりやすいコンテンツにはなりません
グラフや表といったコンテンツはなるべくシンプルに、見てほしいポイントが一目でわかるようなものにしましょう
③作ったメッセージに対して再度問い直そう
プレゼン資料がひと通り出来上がったら、資料一枚一枚をもう一度見直しましょう
ここでのポイントは書いたメッセージに対して、「だからなに?」と問い直すことです
ここで答えられないとその資料は顧客に対して本当に価値のある内容ではありません
④誤字や脱字はないか確認しよう
誤字や脱字があると、どんなに良い資料が作れたとしても「本当に合ってるのかこれ・・・」と思われてしまうかもしれません
必ず最後に自分で見直すとともに、第三者にチェックしてもらうことが重要です
4.最後に
いかがだったでしょうか?
コンサルタントが実践しているプレゼン資料の作成方法について、ここまでご紹介しました
プレゼン資料を作るのは本当に大変ですが、かけた手間と時間の分だけ、きっと顧客は喜んでくれるでしょう!ここで書いた内容がプレゼン資料作りに困っている方に対して少しでも役立てば幸いです
みなさんのプレゼンがうまくいき、成功することを願っています
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